旧車に乗る
日本のおおまかな分類法だと昭和30年代・40年代の車を「旧車」と呼ぶことが多いようです。オールドタイプの車をレストアして乗っている。全国にそうした愛好者がいます。
休日になると何台か連なってドライヴを楽しみ、パーキングエリアに並んでるのをよく見かけます。通常の中古車市場とは別枠に旧車の車体やレストア用資材の需要があります。
内装・外装、あるいはエンジンや足回りも整備してある車だと高い価値が出るものです。金属光沢のフェンダーミラーや前ドアの三角窓などは、ボディラインとともに旧車の特徴をよくあらわしています。
昭和30年代というと、エアコンなどはまだ、車に付いていませんでしたから、三角窓を開けて風を入れていました。真夏の車内はかなり高温になったらしいです。
三角窓を全開にして、ある程度スピードを出さないと風が入ってこなかったそうで、街中でのノロノロ運転はきつかったようです。
そうすると、いま旧車を楽しんでる人たちにとっても夏の猛暑はきついわけです。レストアする時、時代考証を重視して内装も居住性も昭和の状態にしていると、現代人にはつらい環境になるかも知れません。
旧車のレストアを請けている工房では新たにエアコン搭載をしてくれる所もあるようです。エンジンに負担がかからなければ取り付けを検討した方がいいと思います。