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テントウ虫とカブト虫

スバル360。富士重工(スバル)が1958~70年40万台ちかく生産していた軽自動車です。フォルクスワーゲン(ビートル=カブトムシ)によく似た外観だったので、テントウ虫と当時呼ばれていました。

共通する丸みのある車体は、薄い外鈑を使っても一定の強度を出すためデザインされたものでした。スバル360は軽量化をギリギリまで進め、グラスファイバー製の天板に、リアウィンドウはアクリル板を使用しています。

富士重工は戦時中、中島飛行機として陸軍の戦闘機・隼など名機の開発で知られた企業でした。戦後、解体されて富士重工となり、自動車の生産に乗り出したわけです。

軍用機の設計・制作をしていたスタッフが作った車なのです。1970年まで製造というと、大阪万博EXPO`70の年まで生産されたということになります。

高度経済成長期の日本、モータリゼーションの掛け声に乗り、普及していった自家用車の先鞭をつける一台として記憶に残ります。

今も旧車愛好家の間では根強い人気車種で、80万円台で取引されることが多いようです。フォルクスワーゲンの方は1930年代、戦前のドイツで開発が始まって2003年まで長く生産継続した車種で、今も後継車種のニュービートルが出荷されています。

どちらも、特徴のある車体が中古車市場でも人気です。

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